発達障害だと思っていたら、愛着障害だった私の話

しくじり人生の中で気付いたことを共有するブログ

繊細さん(HSP)の診断テストのおかげで、本当の自分を思い出すキッカケを得た話

お久しぶりです。

ぐみです。

 

先日、ワイドナショーで「HSP」の特集を見ました。

「ハイリー・センシティブ・パーソン」の頭文字を取った造語で、「場の空気を読み過ぎて疲れ切ってしまうなど、生まれつき感受性が強く敏感な体質を持つ人」のことです。「繊細さん」と言い換えられています。

 

同番組で紹介された診断テストは以下のとおりです。

全部で11個あり、男性は7個以上、女性は8個以上でHSPの傾向が高いそうです。

テレビを見ながら、いくつ当てはまるか数えてみました。

 

① 一度にたくさんのことが起こっていると不快になる ⇒当てはまる

② 忙しい日々が続くと、ベッドや暗くした部屋などプライバシーが得られ、刺激の少ない場所に逃げ込みたくなる ⇒当てはまらない

③ 明るい光や強い匂い、ごわごわした布地、近くのサイレンの音などにゾッとしやすい ⇒当てはまる

④ 短時間にしなければならないことが多いとオロオロする ⇒当てはまらない

⑤ 生活に変化があると混乱する ⇒当てはまる

⑥ 大きな音や雑然とした光景のような強い刺激が煩わしい ⇒当てはまる

⑦ 他人の気分に左右される ⇒当てはまる

⑧ 大きな音で不快になる ⇒当てはまる

⑨ 一度にたくさんのことを頼まれるとイライラする ⇒当てはまる

➉ 色々なことが自分の周りで起きていると不快な気分が高まる ⇒当てはまる

⑪ 競争場面や見られていると、緊張や動揺のあまりいつもの力を発揮できなくなる ⇒当てはまる

 

…9個当てはまります。

HSPの傾向が高いということになりますが、

 

まず思ったのは

 

「誰だコレ?」

でした。

 

次に浮かんだのは、

「私ってこんな人だっけ?」

でした。

 

それから(今の自分は本当の自分じゃないのでは)と思うようになり、カウンセラーの先生にこの話をしてみたところ、

「ぐみさんはHSPじゃないねー」とアッサリ言われ(笑)、吹っ切れたのか色々と思い出したのです。

 

本来の私は、

明るく、爽やかで、シンプルな考え方の持ち主」だと。

 

小学校中学年くらいまでは本来の自分を保てていましたが、

被害妄想が強く、思い込みが激しい家族やクラスメイトに翻弄され、いつしか私も被害妄想が強く、思い込みが激しい人間になってしまったのです。

 

具体的には、

人のせいにする

揚げ足を取る

言いがかりをつける

人を見下す

バカにされたと感じやすく怒りっぽい

・決めつける

といったような言動です。

 

カウンセリングで情緒不安定さは随分改善されたと思っていましたが、先日、家族と同じことを他人にしていると気づいてゾッとしました。

 

まずは年始に実家に帰った時のことを聞いてください。

母にくだけた冗談を言ったら彼女の顔が強張り、(まずいこと言ったかな)と思う出来事がありました。でも、母は何も言わなかったので謝らずそのまま流しました。

数時間後、母に「それ取って」と頼み事をしたら、悪意のある笑みを浮かべながら頼んだものを投げつけられ、突然の攻撃に心底驚きました。鳩が豆鉄砲を食らったような顔をする私を見て、母は満足そうでした。

 

(実はあの時のこと怒ってて、意趣返しの機会を虎視眈々と狙っていたのかな。こわっ、不満があったらその場で言えばいいのに。何も言われてないのに唐突に謝るのも変だし、怒りが収まるのを待つか)と思いつつ、(そういや、この「やられたらやり返す」は我が家の伝統芸だったな)と思い出しました。それが日常だから、いつ攻撃が飛んでくるか分からず、落ち着かない日々を過ごしていたっけ。

 

話は数日前に戻り、職場で虫の居所が悪い同僚に質問したら、めちゃくちゃキレられました。そんな反応が返ってくると思わなかった私は内心驚きつつ、そのまま流しました。しかし、時間が経つにつれて驚きが怒りに変わり、(どんなに余裕がなくても、私はお前にそんな態度を取ったことはないぞ)というムカつきが寝ても収まりませんでした。

翌日話しかけて来た同僚を冷たくあしらい、(ざまぁみろ)と思いました。それから、同僚に用があるときしか話しかけなくなりました。(お前が悪いんだから、謝るか、普通に話しかけてくれたら許してあげてもいいんだけど)と思っていましたが、同僚が話しかけてくることはなく、現在も冷戦状態が続いています。

 

昨日、イライラがピークに達し、

(私は被害者なのに、どうしてお前は謝らないんだ!)と激怒している時に気付いたのです。カウンセリングのおかげか、追い詰められた時に打開策を見つけられるようになりました。感謝。

 

何に気付いたのかと言えば、

気に入らないことがあった時、家族と同じ怒り方をしているということです。

 

それは、

その場では何も言わない

「こんな酷いことされた」と周囲に被害を言いふらし、罰として当人を孤立させようとする

意趣返しをする機会をいつまでも狙っている

です。

 

同僚との出来事に全て当てはまるではないですか!

 

二番目だけは少し違って、周囲に被害を言いふらしこそしませんが、(あんな酷いことされたんだから私は怒って当然だよね)と怒りを周囲に振りまき同僚の孤立を扇動しようとしているためやっていることは同じです。

 

うわぁ~、恥ずかしい!

随分改善したと思っていたのに、まだこんな思考回路が残っていたとは。

カウンセリングの先生に「一生続くよ」と言われましたが、多分こういうことだと思い知らされました。

 

でも、週明けに同僚に話しかける気にはなれないんだな~

なぜかといえば、「私はこんなに我慢しているんだから、お前も少しは踏ん張れよ」という気持ちがあるからです。

 

…ところで「我慢」ってなんですかね。

いつも機嫌よく振る舞うことを強要されているでもなく、自分の意志でやっているはずなのに、どうして被害者意識が抜けないんでしょう。近日、カウンセリングの予約をしました。そろそろチームの健全な運用に支障をきたしますから。

 

変な思い込みが解消されますように。