発達障害だと思っていたら、愛着障害だった私の話

しくじり人生の中で気付いたことを共有するブログ

精神年齢が低い自分が嫌いだった話

つい最近まで、『年齢を聞かれる=攻撃されている』と思い込んでおり、特に大勢の前で年齢を言う場面がすごく嫌でした。

 

『年齢の割に内面が子どもっぽい』ことがコンプレックスで、年を重ねるほど年齢を言うのが苦痛だったのです。

 

原因ははっきりしています。

20代の私は病的に空気が読めず、周囲に迷惑をかけまくり嫌われていたので、自分の悪口がたくさん聞こえてくるという特殊な環境にいました。自業自得ですけどね。

 

悪口の内容は色々あるけど、中でも年齢を攻撃材料に使う人は多かった。

 

例えば、26歳のとき正社員をやっていた時期(悲しいことに半年でクビになりました)、同僚で同い年の女子がすごく優秀で、常に比較されて嘲笑の的にされていました。

 

二人は同い年なのに、ぐみさんはどうしてこんなに役立たずなのか

 

また、28歳のとき、派遣先の会社で入社二年目の女子(25歳)に軽蔑された上、笑い者にされていました。

 

私より3つも年上なのに、私より仕事が出来なくて恥ずかしいと思わないんですかね?

どうせ仕事出来ないなら若い子の方がよかった

 

上記の批判が耳に入ってくると、気力がゴリゴリ削られます。

そのたび、「自分に問題があるのは分かってるよ。18歳までの家庭環境が悲惨だったから。でも、原因が分かったところでどうしようもない。あんな家庭に生まれたくなかった」と親を憎み、無気力な日々を過ごしていました。

 

◆ 過去を俯瞰出来るようになって思うこと

ある程度、インナーチャイルド愛着障害)が回復した今、『年齢を聞くことは攻撃のツールではなく、単に情報のひとつとして聞いているだけ』ということに気付きました。

 

人は社会性のある生き物なので、目上は敬わなければいけないというルールがあります。一個上なだけでも先輩になるのです。また、先輩・同い年・後輩では接し方を変えるのも当然のことでした。

学生の頃、部活動をしていれば自然と身に付く考え方だと思いますが、私は『人に嫌われるから、部活に入ったら先輩たちに嫌われて学校に来れなくなってしまう』という思い込みにより、幽霊部員を選択したので、世の中の法則を知らないまま長年生きて来ました。気付くのに十年以上かかっちゃったよ。

 

確かに、これまでの私は年齢の割に内面が幼いタイプだったけど、これから先もそうだとは限りません。自分の内面は自分次第でいくらでも変えられることを知ったからです。これまでいっぱい失敗して経験値を積んだ今だから吹っ切れたけど、当時はとても辛かったなぁ。

 

30代前半という年齢に相応しい落ち着きと判断力を身に付けたいものですね。