発達障害だと思っていたら、愛着障害だった私の話

しくじり人生の中で気付いたことを共有するブログ

一年ぶりに帰省した実家にはびこる機能不全の正体に気付いた話

あけましておめでとうございます。

変わらず、マイペースに記事を増産していこうと思っています。

 

さて、先日の記事で『愛着障害を克服できたかもしんまい!』と嬉々としてご報告しましたが、だったことが今回の帰省で判明しました。

無念なり。

まぁ、一歩一歩着実に前に進んでいる実感があるからめげませんけど。

ゆっくり行きましょう。

 

◆ 実家は、仕返しの文化がはびこっていた

一年ぶりに家族と接して驚いたのは、私の言動でムッとしたことがあった場合、そこでは何も反応せず、時間を置いて報復してくるところです。

ここでいう報復とは、はしごを外す、嫌がると分かっていることをわざとする、などです。

まさか腹の内でそんな算段を企てているとは知らないので、唐突な攻撃を受けるとすごくビックリします。呆気に取られた私の顔を見て、溜飲を下げた家族は満面の笑みを浮かべ、とても嬉しそうでした。

い…陰険だなぁ。

久しくそんな人種と関わってなかったので、すっかり忘れていましたが、それが怖くて愛着障害をこじらせていたのでした。

いつ飛んでくるか分からない攻撃に備えて常に身を固くしていたし、攻撃対象となることを恐れて自ら発信することも避け、いないふりを徹底していました。

 

◆ 男性性を競う文化について

しみじみと自分の歴史を振り返った翌日、こんな記事と出会いました。

katsumakazuyo.hatenablog.com

勝間さん、好きなんですよ。

工夫を凝らして家事をスマートに行う姿は憧れます。

 

その中で、勝間さん(と私)が衝撃を受けた記事がこちらです。

www.dhbr.net

『あ、ああ~』と腑に落ちました。

これと上手に付き合うことができなくて、私は今の生き方を選択しているんだった。

 

かいつまんで説明(リンク先をご覧いただくほうがずっと分かりやすいです)すると、

組織に機能不全を招く思考は以下の四つで構成されており、こうした考え方が組織に根を張る理由は、こういった振る舞いをすること自体が「男性らしさ」を意味し、男性は自身が男であることを証明しなければならない。それも一度きりではなく、何度でも『自分の方が男らしい』と。

 

弱みを見せてはならない

強さを誇示しなくてはならない

仕事最優先

弱肉強食

 

上記を徹底していたら、そりゃあ疲弊するでしょう。

終わりのない競争は不安と保身を増長させ、その場にいる人間の活力を奪います。

 

…こういった職場、非常に既視感があります。

全部こんな感じだったなぁ。

特に④の弱肉強食、『非情な競争にあふれ、「勝者」(最も男性的な人)が「敗者」(あまり男性的でない人)を負かすことに力を注ぎ、誰も信頼されない』とか『有害なリーダーが、自分の自尊心を守るために他者を侮辱したりいじめたりする』とか身に覚えがありすぎるもん。(実家の機能不全の根っこも、これが理由だと思う。①~④は父の思考回路そのものだし、父が加わると途端に不協和音が発生する)

 

これが嫌で、気軽に辞められる派遣社員という雇用形態を取り職場を転々とし、プライベートですら、どこにも所属せずに孤独を一番の友人として暮らす生き方を良しとしてきました。

 

でも、こんなのに囚われる生き方、もう辞めたい。

 

私自身は『男性らしさの誇示』とは無縁の生き方をしていると思う。

疑問はすぐ口にする、人の話は最後まできちんと聞く、休憩をしっかり取る(基本怠け者だから)、周囲との連携を図るといったように。

酷い気持ちになるのは、決まって上記の流儀を押し付けてくる人(男女問わず)に会ったときです。

余計なエネルギーを流出して自分を疲弊させて傷つけないためにも、付き合い方の落としどころや、自分の考え方の矯正をしないといけませんね。